
相続で引き継いだ不動産の売却は、思った以上に手続きや課題が多く、戸惑われる方も少なくありません。
今回は、横浜市神奈川区片倉の古屋付き売地についてご相談いただいた事例をご紹介します。
「位置指定道路」や「私道承諾書」「確定測量」など、専門的な対応が必要となりましたが、無事に売却を成立させることができました。
1️⃣ ご相談の経緯

今回のご相談は、当社のお客さまからのご紹介でした。
ご親族が所有されている相続不動産で、古家が残っている売地の売却についてご依頼をいただきました。
「資産整理」を目的とされており、相続後の不動産の扱いに悩まれていた状況でした。
2️⃣ 売却にあたっての課題

今回の物件には、主に次の2つの課題がありました。
- 前面道路が位置指定道路(42条1項5号道路)
→ 私道となっており、将来的な建築や利用にあたり「通行・掘削の承諾書」が必要でした。 - 確定測量の実施
→ 境界を明確にするため、測量士による確定測量を行う必要がありました。
これらの課題は、売却時に買主さまが安心できる重要なポイントとなります。
3️⃣ 販売活動の流れ

課題整理と手続きを行った上で、一般のお客さま向けに販売活動をスタートしました。
位置指定道路の承諾関係や測量についても事前にクリアにしたことで、購入希望者に安心感を持っていただけました。
多少時間はかかりましたが、最終的にご成約へと結びつきました。
4️⃣ 今回の事例から学べること

相続不動産の売却では、建物や土地そのものの条件だけでなく、道路の権利関係や境界の明確化といった手続きが大きなカギとなります。
特に私道に接する土地では、承諾書や測量が整っていないと、購入希望者が安心して購入できず、売却活動が長引く原因にもなります。
早い段階から専門家に相談し、課題を一つずつクリアにすることが、円滑な売却につながります。
5️⃣ 相続不動産でお悩みの方へ

「相続した不動産をどう扱えばいいかわからない」
「古家が残っていて、そのまま売れるのか心配」
「私道や承諾書など、専門的な手続きが不安」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
当社では、相続不動産の売却に関する豊富な実績をもとに、最適なご提案と安心のサポートをお約束します。

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